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明日の記憶

明日の記憶 荻原浩著;光文社文庫
明日の記憶 (光文社文庫)

11月20日読了。

評判どおり、深く深く考えさせられる本でした。
重いテーマを、誰でも読めるように平易な文章で、逃げることなく語っているところが素晴らしく、記憶に残る本だと思います。

若年性アルツハイマーに罹った主人公の恐怖、悲しさ、憤り、諦めといった感情は、同じサラリーマンであり妻と娘がいて・・・という自分にも非常にリアルで、胸に迫るものがありました。
特に、何を忘れてもこれだけは忘れたくない、という記憶。例えば最愛の娘の笑顔や、長年連れ添った妻の顔。そういうものを忘れることに対して主人公が抱く恐怖は、本当に切なくて哀しくて泣けてきます。
そして忘れないように色々工夫したり悪戦苦闘して、、、でも結局記憶を失ってしまったら、忘れたということ自体が自分には認識できないことになるから、ホントに辛いですね。
なんか読むのが辛いくらい胸に迫る本でした。

物語の中で、主人公が「記憶が消えても私が過ごしてきた日々が消えるわけじゃない。私が失った記憶は、私と同じ日々を過ごしてきた人たちの中に残っている。」という、悟りにも似た思いを抱くところがあります。
でも、忘れられていく人は・・・私と同じ日々を過ごしてきた人の中に、自分の記憶が消えてしまうというのは、切ないですよね。主人公を見つめる妻の気持ちを考えると、さらに切なく哀しく、何とも言いようがありません。

胸が痛む本ではありますが、ぜひ多くの人に読まれてほしい。人生について家族について考えるきっかけになる佳品です。
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コメント

明日の記憶

明日の記憶、私たちは夫婦で映画館で観ました。仕事がら、認知症の方々と接する機会が多いこと、亡くなった祖母がアルツハイマーだったことなどがきっかけで、どちらかというと夫婦ともども医療関係者の目線から観に行ったのですが、最後の方は完璧に私は妻の立場で、旦那は主人公の立場で観ていました。見終わった時はしばらく二人とも沈黙でした。映画をみて1年以上たちますが、今でもよく二人で話題にする映画です。夫婦って・・・深いですね・・・。

映画も見てみたいですね!
今度DVD借りてきてみます。
原作も読みやすく、とてもよいので、ぜひご夫婦で読んでみては?

ホント、心に残るというか記憶に残る本だと思います。

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Author:keiboor
茨城県つくば市在住の35歳・男
妻と5歳の娘、0歳の息子との4人暮らし
職業;エンジニア

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