スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

第三の嘘

第三の嘘 アゴタ・クリストフ著;早川書房




11月6日読了。

アゴタ・クリストフの三部作、『悪童日記』『ふたりの証拠』に続く三作目であり完結編です。
本作では、前2作で「え?なんでなんで??」という感じで謎を含んだまま書かれていた物語の真実が明らかにされます。
真実が明かされると、「あーそういうことだったのか・・・」と、少し安心したような興醒めしたような気持ちになりますが、そうして読み進むうち、またも読者は(少なくとも僕は)漠とした不安感に襲われました。果たしてこの物語こそは本当に真実なんだろうか・・・と。
前に、存在の不確かさを感じさせる文章だという感想を書きましたが、まさにそれをまたしても感じさせられます。
ここで書かれていることこそが想像の世界で、真実の世界はまたも裏返しなのか・・・いったい何が真実なのか・・・そもそも真実とは誰が保証できるんだ・・・?という感じで、なんだか車酔いしたような思考の揺らぎに陥ってしまいます。
まぁ恐るべき構成力と影響力、なんでしょうね。
手に汗握るような面白さとは無縁ですが、やはり世界の一線級。読んでよかったと思いました。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

keiboor

Author:keiboor
茨城県つくば市在住の35歳・男
妻と5歳の娘、0歳の息子との4人暮らし
職業;エンジニア

最近の記事
最近のコメント
カテゴリー
月別アーカイブ
FC2ブログランキング

FC2ブログランキング

最近のトラックバック
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。