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百器徒然袋-風

百器徒然袋-風 京極夏彦著;講談社文庫
百器徒然袋-風 (講談社文庫 (き39-12))

11月5日読了。

京極夏彦も色々あります。
何と言っても僕が好きなのは、妖怪シリーズです。読み応えあり、謎解きも面白く、そして暴かれるのはあまりに切ない人の情だったりする。『姑獲鳥の夏』を読んで、ハンマーで叩かれたような衝撃を受けて以来、首ったけです。
同じような理由で、巷説百物語のシリーズも好き。
一方で、狙いすぎの『どすこい』なんかは全然好きじゃない。どこが抱腹絶倒なんだかわからないような感じです。

というわけで、この百器徒然袋。
妖怪シリーズなんかと比べると、けっこう非現実的な、ご都合の良い感じのお話で、どちらかというと狙っている、あざとさが感じられるストーリーです。
だというのに、まったく嫌いにならないのは、何と言っても榎木津礼二郎が主人公だからなのでしょう。
榎木津礼二郎ほど、京極夏彦の本の登場人物の中でキワモノのキャラを立てるのに成功している人はいないんじゃないかと思います。
他の登場人物は、まぁ凄い薀蓄があったり、行動派だったり、ボケボケだったり、みんな非常によいキャラクターなんだけど、いわば普通の人間です。その中で、榎木津礼二郎のみ、常人が持ち得ないような能力を備えている!唯一の超人的な人間なのです。
だというのに、そこに非現実性やうそ臭さを感じさせない、むしろ愛すべき人物になっているのが素晴らしいです。

というわけで、本書でも天下の榎木津礼二郎が大暴れ。多少無理のあるストーリーも力技で見事落とします。
読んで痛快、胸がすーっとする、ストレス解消に良い本ですね。
妖怪シリーズをひととおり読んだ上で、この本は読んだ方がいいですね。楽しさ100倍と思います。
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茨城県つくば市在住の35歳・男
妻と5歳の娘、0歳の息子との4人暮らし
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