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りかさん

りかさん 梨木香歩著;新潮文庫
りかさん (新潮文庫)

梨木香歩は昨年くらいから好きな作家です。
きれいな日本語の言葉で構成された文章と、どことなく不思議でもの哀しい物語が、とても魅力的だと思います。
今回は『りかさん』。
りかさんという、人間と心を通わせることのできる不思議な日本人形や、その人形を大事に慈しんできたおばあちゃんと触れ合うことにより、主人公の女の子が、人形たちが昔からの人間たちの営みの中で背負ってきた思いのようなものを感じとります。
そういう中で、人間の愚かさと優しさ、絶望と救いのようなものを描いています。
決して児童向きの本ではなく、むしろ大人に向けて発信された本なのではないかと思います。

人形っていうのは確かに不思議なものですね。特に子どもがとても愛情を持って接している人形は、本当に人間のように情愛を持ってもおかしくない。
そのときそのときに人間が抱えきれない、つらさや悲しみや喜びを、人形に託すことで救われる人間がいる一方で、そのような重い業や思いを背負わされた人形の方は、、、やはり人形にも抱えきれないくらいの重いものはあるのでしょうね。
僕は、男だからというわけではないのでしょうが、子どもの頃に、とっても可愛がった人形がいたという記憶はありません。
でも子どもに人形を大事にさせるというのは、とても大切なことなのだろうと思います。
まぁ、うちの子はあまり人形にべったりしないのですが、、、僕に似たのかな。

そんなこんなを考えさせられました。

梨木香歩の物語に出てくるおばあちゃんが、いつも良いですね。とても良い味を出している。こういう風に年をとって、こういう風に孫と触れ合えれば良いなと思います。
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茨城県つくば市在住の35歳・男
妻と5歳の娘、0歳の息子との4人暮らし
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