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その日のまえに

その日のまえに 重松清著;文春文庫
その日のまえに (文春文庫 (し38-7))

これは最近の文庫本です。
泣かせの名手である重松清が、『身近な人の死』を迎える人たち(あるいは本人)の心の動きを描いています。
これはもう、反則ですよね。
連作短編集なのですが、それぞれの編で死を迎える人たちの多くは癌であり、余命というものを知らされます。人生の残り時間が決まってしまったその時に、人はどう行動するのか。その人を大切に思っている人たちはどう行動するのか。
これはもう、なんせ普遍なテーマとして成り立ちますから、自分の身にあてはめて考えただけで、本当に胸が締め付けられるような気持ちになります。
それが、重松清の特有の、優しさが滲み出るような文章で、比較的淡々と書かれていて、最後にかならず、主人公の抑えてきた感情がぐっと凝縮し流れ出すような瞬間があります。そのときに僕のナミダと鼻水も、ダーッと流れ出しそうになるわけです。

ということで、ほろりとさせてもらえて良かったのですが、僕の人間力が足りないのか、最後の一編の「その日のあとで」にて出てくる言葉に、えっ?って思って今ひとつ納得できませんでした。
どうなんでしょう。実際のところ、それを言う方も、言われる方も、辛いだけなんじゃないかと思うのですが。。。どんな言葉かは、ここでは言えませんが。

「のこされるひと」は「のこして逝くひと」に対して何ができるのか、逆に「のこして逝くひと」は「のこされるひと」に対して何ができるのでしょう。そういうときを僕はどのように迎えるのでしょう。。。
深く深く考えさせられる本でした。
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Author:keiboor
茨城県つくば市在住の35歳・男
妻と5歳の娘、0歳の息子との4人暮らし
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