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死神の精度

死神の精度 伊坂幸太郎著;文春文庫
死神の精度 (文春文庫 (い70-1))

2月25日読了。

文庫で追いかけている伊坂幸太郎ですが、必ずしも全ての作品を好きなわけではない。
「アヒルと鴨のコインロッカー」や「オーデュポンの祈り」はとても好きですが、「ラッシュライフ」や「グラスホッパー」はあまり好きになれませんでした。
あまりに、構成を奇抜にテクニカルにしようとしすぎているように思えて、鼻白むところがあったためだと思います(あくまで僕はそう思ったというだけで、要は好みだと思いますが)。

で、この「死神の精度」。
これは題名が格好良いので(?)好きになれそうな予感がしていて、期待しつつ読みました。
読んでみて、あ~良かった!と思いました。
この小説の空気は、かなり好きです。
主人公は「死神」の千葉さん。1週間後に不慮の事故などで亡くなる予定の人のところに派遣されて、1週間その人を調査・観察して、予定どおり死を「可」とするか、やめて「見送り」とするかを決定・報告する仕事です。
・・・という設定は奇抜というか、かなり奇を衒っているので、正直どうかな~と思いましたが、読み出したらとんでもない!非常にストレートというか素直で、ほとんどタネも仕掛けもない、正統派の小説でした。そしてページを繰る手を止められないおもしろさです。
「死神」の千葉さんはむしろ語り部であって、彼と触れ合うことになる1週間後に亡くなる予定の人たちが、死神と(そうとは知らず)触れ合うことにより、最後に何を考え、どんな行動をとり、何かを得たのか、そういうことを淡々と丁寧に書いています。
そういう彼らの気持ちにシンクロして、ときにすがすがしく、ときに切なく、ときに暖かな気持ちにさせられます。

ということで、非常に良かったです。僕はかなり好きな本です。
伊坂幸太郎はこういうのも書けるのか、という驚きでした。

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コメント

うんうん!!私もこの作品大好きです☆☆
最新の「ゴールデンスランバー」を読む前までは
伊坂幸太郎の本の中で一番のお気に入りでした♪

「週末のフール」もそうなんだけど、彼の作品は
“短編としても読めるが、短編全てを通して長編としても読める”
という今までにはない作風で、とっても気に入ってます(^^)
「ゴールデンスランバー」も是非読んでみてね☆

ひさしぶりです。
この本はホント僕にとってもおもしろかったよ。
確かに、短編集というよりは、前編が繫がりを持った長編に近いような気がします。
「ゴールデンスランバー」、読んでみたいなぁ。
といいつつ、文庫で追いかける方針なので、読めるのは2年後くらいかな・・・

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Author:keiboor
茨城県つくば市在住の35歳・男
妻と5歳の娘、0歳の息子との4人暮らし
職業;エンジニア

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