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逃亡くそたわけ

逃亡くそたわけ 絲山秋子著;講談社文庫
逃亡くそたわけ (講談社文庫)

1月5日読了。

年末年始は夢のような9連休です。
のんびりと焼酎でも飲みながら、いやになるくらい本を読める!と張り切って、休みの始め頃にブックオフや新刊書店でたくさん気になる本を買い込みました。
しかし、蓋を開けてみると、なんとなく、初売りに行ってみたり、セールに行ってみたり、スキーに行ってみたり、、、それなりに盛りだくさんの正月休みで。
しかもこの休み中は娘が僕にべったりで、いつも「パパと寝る~!」って。嬉しいんだけど、寝かしつけているうちに自分も寝入ってしまって、気付いたら朝だったり。
そんなわけで、結局あまり本を読めなかったです・・・

というわけで、読みやすい本を新年1冊目に。
この絲山秋子さん、「海の仙人」も気になっていたのですが、まずは軽く読めそうな、「逃亡くそたわけ」にしました。
躁鬱病で精神病院に入院している「あたし」が、同病で名古屋出身の「なごやん」を誘って脱出し、広い九州を南へ南へ、逃亡します。ふたりの会話と行動が、何とも言えずおもしろく、重いけど軽い、不思議なロードノベルです。そしてふたりが行き着いた先は?それぞれがたどり着いた答えは・・・?という話。

正月に読むのにふさわしく、大変読みやすく、笑いあり、でも考えさせられるところあり、少しハラハラもし、、、そして爽やかな読後感で、とてもよかったです。
なにより「あたし」や周りの人々の九州弁が、とっても良いです。心地よい。
僕は仕事の都合で南九州の人、特に鹿児島の人とよく話をする機会が多かったのですが、その人たちの方言の、何とも言えないおかしさと暖かさ、優しさと乱暴さの同居みたいな、そんな雰囲気が思い出されました。
逃亡の道中も、逃げていながらも閉塞感があって、本当の意味で逃亡していないというのは本人たちもわかっていて、それでも引き返すのはイヤだ。そんな重苦しさがあり、この人たちをどうにかしてあげたいなと思いながら読んでいました。
ラストが解放感が感じられる(少なくとも閉塞状態を打ち破り始めたように感じられる)ので、良かったです。
このあとふたりはどうするんだろう。と勝手に想像してしまうような余韻に浸りました。
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茨城県つくば市在住の35歳・男
妻と5歳の娘、0歳の息子との4人暮らし
職業;エンジニア

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