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水滸伝 14 爪牙の章

水滸伝 14 爪牙の章 北方謙三著;集英社文庫
水滸伝 14 (14) 爪牙の章  (集英社文庫 き 3-57) (集英社文庫 き 3-57)

11月28日読了。

今月は、つくばマラソン直前は体力温存のため(?)読まなかったので、水滸伝を読みおわるのが遅くなってしまいました。

とうとう14巻まで来ました。
前半は、嵐の前の静けさか、官軍・梁山泊軍ともに体制を整えている時期です。梁山泊内のちょっとした恋愛模様が描かれたり、史進が赤っ恥をかく出来事が描かれたりと、穏やかに物語が進みます。激しい戦の中でも、人としての営みがあり、欲望もある。みんな、死と隣り合わせの生を生きているからこそ、まっすぐに、悔いの無いよう生き尽くそうとしている様は、微笑ましくも切ないです。

そして、後半はついに官軍20万の総攻撃が始まります。
必死で防戦する梁山泊軍。二竜山、双頭山、流花塞、そして梁山泊本隊が、それぞれギリギリの戦を繰り広げながら、何とかしのぎ続けます。しかし圧倒的な兵力差の前に、次第に追い詰められていき、、、
この巻でも、好漢がひとりまたひとり、命を落とします。自分の死に場所をここと決めたら、そこを死守するために、残る生を燃やし尽くす。まさに燃えるような生き様・死に様に、読んでいて心が熱く滾ります。

あぁ、いったいどうなっていくのか。梁山泊に打つ手は残されているのか。続きが気になる~~!
次の間の発売が、本当に待ち遠しくてたまりません。

しかし、気付くと残りは5巻。嗚呼、早く最後まで読みたい!でもいつまでも読み終わりたくない・・・ジレンマです。
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つくばマラソン!

完走しました!
少なくとも最後まで歩かなかったです。
ホント予想以上のキツさで、最後はとぼとぼとジョギングのような走りになってしまいましたが、それでも、歩きたい・止まりたいという気持ちを抑えつけて、何とか完走です。
村上春樹の「走ることについて~」を読んでいなかったら歩いていたかもしれないな。

さて、タイムの方は、何とか目標達成です!
初マラソンにしては上出来かな!?

種目;42.195km男子総合
記録;3時間55分19秒
   (ネットタイム3時間48分35秒)
順位;3247位/1万数千人中

公式記録は、スタート時刻からゴールするまでの時間で、ネットタイムというのは実際にスタートラインをまたいでからゴールするまでの時間。
要は、僕の場合、よーいドンしてからスタートラインに達するまでに6分以上かかったということです。
とにかくすごい人波で、その間はまったく走れず、とことこ歩いて移動でした。こんなにスタート時にタイムロスがあるものだとは思わなかった・・・

スタートラインを越えると、人は多いものの走れるようになり、爽やかな秋空の下、気持ちよく走ることができました。
20kmくらいまでは快調で、前を走っている人をどんどん抜かしていき、4時間ペースメーカの人も抜かして、これは良い調子だ~と気分良かったのですが、そこまで。
25kmくらいから急に足が重く、筋肉が硬く感じられて、どうにもスピードが出なくなりました。特に30kmから35kmまでの5kmの長かったこと!とにかく立ち止まりたくなる気持ちに負けないよう、時計や残り距離を気にしないように、永久機械になったつもりで足を動かし続けました。
残り5kmというところまで来て、ペースはガタ落ちしているけれど、とにかく歩かなければ4時間は切れそうだということで、少しだけ元気が出てきました。また足の疲れもマヒしてきたようで、少し力が入るようになったので、気を取り直して頑張って走りました。
41kmくらいのところで、応援に来てくれた妻と娘を発見!
俄然元気が出て、おーいと手を振っていたら、よそ見していたため足元の段差に目が行かず、ものの見事に転倒してしまいました。膝をすりむいてしまった。
娘の印象に残ったのは、父の雄姿ではなく、「パパ転んだねぇ~」という情けない姿だったようです・・・

まぁ、そんなこんなで、何とか4時間以内にゴールできました!
よかったよかった。
4時間近くも走っていると、ホントに色んなことを考えるものですね。ある意味ぜいたくな時間です。まぁ、最後は頭まっしろでしたけど。

今回感じたのは、やはりスタミナが足りない!ということです。
30km以降にがくっと落ちないスタミナを身につければ、まだ記録は伸びるのじゃないか。そのためにはまだ走り込みが必要ということですね。
しばらく休養したら、また走りますか・・・

明日の記憶

明日の記憶 荻原浩著;光文社文庫
明日の記憶 (光文社文庫)

11月20日読了。

評判どおり、深く深く考えさせられる本でした。
重いテーマを、誰でも読めるように平易な文章で、逃げることなく語っているところが素晴らしく、記憶に残る本だと思います。

若年性アルツハイマーに罹った主人公の恐怖、悲しさ、憤り、諦めといった感情は、同じサラリーマンであり妻と娘がいて・・・という自分にも非常にリアルで、胸に迫るものがありました。
特に、何を忘れてもこれだけは忘れたくない、という記憶。例えば最愛の娘の笑顔や、長年連れ添った妻の顔。そういうものを忘れることに対して主人公が抱く恐怖は、本当に切なくて哀しくて泣けてきます。
そして忘れないように色々工夫したり悪戦苦闘して、、、でも結局記憶を失ってしまったら、忘れたということ自体が自分には認識できないことになるから、ホントに辛いですね。
なんか読むのが辛いくらい胸に迫る本でした。

物語の中で、主人公が「記憶が消えても私が過ごしてきた日々が消えるわけじゃない。私が失った記憶は、私と同じ日々を過ごしてきた人たちの中に残っている。」という、悟りにも似た思いを抱くところがあります。
でも、忘れられていく人は・・・私と同じ日々を過ごしてきた人の中に、自分の記憶が消えてしまうというのは、切ないですよね。主人公を見つめる妻の気持ちを考えると、さらに切なく哀しく、何とも言いようがありません。

胸が痛む本ではありますが、ぜひ多くの人に読まれてほしい。人生について家族について考えるきっかけになる佳品です。

わたしたちが孤児だったころ

わたしたちが孤児だったころ カズオ・イシグロ著;ハヤカワepi文庫
わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワepi文庫)

11月18日読了。

とても長い物語でした。長さを感じさせるけど、読み進めるのが辛いという長さではなく、何と言うか、読むのを急がせない物語でした。
何だかゆるゆるとした、それでいて不思議と緊張感のある文章で、以前読んだ同じカズオ・イシグロの『日の名残り』と、手触りが同じような感じだと思いました。

主人公はクリストファー・バンクス、探偵です
彼が、自分のあらゆる記憶を(完全に覚えている記憶も、何となく不完全にしか覚えていない記憶も含め)頭の中で再現しながら、子どもの頃に両親が失踪した事件の謎に迫っていきます。
そう書くと、探偵小説あるいはミステリーっぽいのですが、そういうものではありません。
両親の失踪後、孤児として過ごしてきた過去を通じて、自分は立派な大人になったのだという自負を持ちながら、そのアイデンティティ確立の契機となった、自分が孤児となった事件(自分の周りで世界そのものが崩れてしまった)の核心に迫ることにより、「自分はいかに何も成し遂げていなかったか」を知っていく、そんな過程が淡々と書かれていきます。そしてたどり着いたラストは哀切です。
孤児というのはひとつのメタファーであって、僕も孤児になりえるし、誰しも孤児なのかもしれない。そういう底抜けの不安と、それでも世界が崩れるのを押し止めることはできるという希望が与えられる物語です。

いや~、カズオ・イシグロ。すごいです。
ひとことで「面白い」というのは憚られるし、「面白い」と感じない人もたくさんいるかも知れませんが、僕は面白かった。
ブッカー賞はダテでないですね。

いわい将門ハーフマラソン

今日はハーフマラソン初挑戦でした。
今秋の最終にして最大の目標であるつくばマラソンを2週間後に控え、リハーサル・ペース確認・最終調整などなどのモチベーションで、一度ハーフマラソンを走ってみよう、ということで。
場所は茨城県坂東市の岩井というところ。平将門の庄というのが売りのようで、このような大会名になっております。

さて、今日は朝から雨が降ったり止んだり。
スタート地点に並んだときには雨がやんでいたので、「コレは大丈夫かな」と思っていたら、スタート2分前にざあぁっと雨が降ってきて、結局最初の5kmくらいはずぶぬれになりながら走りました。初めての経験。雨はそんなに気にならなかったが、寒くて大変でした。

今回は、あくまでつくばマラソンに向けた調整と位置づけており、マラソンペースくらいで、あまり体力を使い果たさないように走ろうと、レース前は目論んでいたのですが、やはり競争本能はあるようで、「ヨーイドン」で一斉に走り出すと、どうしてもアドレナリンが分泌して「負けないぞ~」という気持ちになってしまい、ついつい全力で走ってしまいました。
コースの大半は本当に田んぼと畑の中を走っていく田舎コースで、沿道では畑仕事の手を休めたおばちゃんたちが応援してくれたり、近所に住んでいる人がミカンを切ってお盆に入れて差し出してくれていたり・・・
なかなか暖かい感じのする大会だと思います。
雨と寒さにもかかわらず、とても調子よく走れて、練習では出たことがないようなタイムが出ました!やった~!!

種目;ハーフマラソン男子39才以下
記録:1時間39分13秒
種目別順位:171位/570人中
総合順位:414位/1867人中

1時間45分くらいで走ることを目標にしていたので、まさかまさか1時間40分を切れるとは、自分でも驚きました。
いいタイムも出たし、参加賞のTシャツもなかなか良かったし、同じく参加賞で大きな地産レタスももらったし・・・よい大会でした。
まぁ、良いタイムと言っても、ランナー平均では別に早いタイムではないとわかっているので、今度は1時間30分を切れるようにまた走り続けたいと思います。

それはそうと、いよいよ2週間後、つくばマラソンです。
今回のハーフの手ごたえとタイムから、何とかフルマラソンで4時間を切れるのじゃないだろうか、という期待感が出てきました。そう、とりあえずの目標は、完走することに加えて、4時間を切ることに設定しているのです。
今後、疲れを抜きつつ調子を落とさないように、何とかサブ4を狙って走ります!

冬野菜たち

今日は、降りしきる雨の中、娘の七五三詣でに神社に行ってきました。
ちゃんとご祈祷してもらって、玉ぐし奉納して、お守りと千歳飴をもらって帰ってきました。
娘のせっかくの晴れ着なのに、雨であまり写真が撮れず残念でした・・・

さて、またまた久しぶりにプランタ菜園の状況です。

今ベランダで育てているのは、
 ・にんにく
   「国産にんにくは高い!」という妻の声に答えて自家栽培挑戦中。
 ・大根
   漬物にでもしようかと。「雪美人」なる綺麗な名前の短尺の大根です。
 ・ルッコラ
   好評だったので、もう一度タネから。二期作めです。

それぞれ元気に育っています。

IMGP2434.jpg
↑ベランダ菜園全景です。ごちゃごちゃ・・・

IMGP2435.jpg
↑にんにく。まっすぐ元気に伸びています。

IMGP2437.jpg
↑雪美人(大根)。まだ線が細いかな。いつか綺麗な白い大根になるんだろうか?


もうひとつプランターが余っているので、何を植えようか考え中。娘は『いちごを植えてほしい』と言っているけど、イチゴはちょびっとしか収穫できないらしいしなぁ。。。
なにか育て甲斐があり、めずらしい野菜はないだろうか?

第三の嘘

第三の嘘 アゴタ・クリストフ著;早川書房




11月6日読了。

アゴタ・クリストフの三部作、『悪童日記』『ふたりの証拠』に続く三作目であり完結編です。
本作では、前2作で「え?なんでなんで??」という感じで謎を含んだまま書かれていた物語の真実が明らかにされます。
真実が明かされると、「あーそういうことだったのか・・・」と、少し安心したような興醒めしたような気持ちになりますが、そうして読み進むうち、またも読者は(少なくとも僕は)漠とした不安感に襲われました。果たしてこの物語こそは本当に真実なんだろうか・・・と。
前に、存在の不確かさを感じさせる文章だという感想を書きましたが、まさにそれをまたしても感じさせられます。
ここで書かれていることこそが想像の世界で、真実の世界はまたも裏返しなのか・・・いったい何が真実なのか・・・そもそも真実とは誰が保証できるんだ・・・?という感じで、なんだか車酔いしたような思考の揺らぎに陥ってしまいます。
まぁ恐るべき構成力と影響力、なんでしょうね。
手に汗握るような面白さとは無縁ですが、やはり世界の一線級。読んでよかったと思いました。

百器徒然袋-風

百器徒然袋-風 京極夏彦著;講談社文庫
百器徒然袋-風 (講談社文庫 (き39-12))

11月5日読了。

京極夏彦も色々あります。
何と言っても僕が好きなのは、妖怪シリーズです。読み応えあり、謎解きも面白く、そして暴かれるのはあまりに切ない人の情だったりする。『姑獲鳥の夏』を読んで、ハンマーで叩かれたような衝撃を受けて以来、首ったけです。
同じような理由で、巷説百物語のシリーズも好き。
一方で、狙いすぎの『どすこい』なんかは全然好きじゃない。どこが抱腹絶倒なんだかわからないような感じです。

というわけで、この百器徒然袋。
妖怪シリーズなんかと比べると、けっこう非現実的な、ご都合の良い感じのお話で、どちらかというと狙っている、あざとさが感じられるストーリーです。
だというのに、まったく嫌いにならないのは、何と言っても榎木津礼二郎が主人公だからなのでしょう。
榎木津礼二郎ほど、京極夏彦の本の登場人物の中でキワモノのキャラを立てるのに成功している人はいないんじゃないかと思います。
他の登場人物は、まぁ凄い薀蓄があったり、行動派だったり、ボケボケだったり、みんな非常によいキャラクターなんだけど、いわば普通の人間です。その中で、榎木津礼二郎のみ、常人が持ち得ないような能力を備えている!唯一の超人的な人間なのです。
だというのに、そこに非現実性やうそ臭さを感じさせない、むしろ愛すべき人物になっているのが素晴らしいです。

というわけで、本書でも天下の榎木津礼二郎が大暴れ。多少無理のあるストーリーも力技で見事落とします。
読んで痛快、胸がすーっとする、ストレス解消に良い本ですね。
妖怪シリーズをひととおり読んだ上で、この本は読んだ方がいいですね。楽しさ100倍と思います。
プロフィール

keiboor

Author:keiboor
茨城県つくば市在住の35歳・男
妻と5歳の娘、0歳の息子との4人暮らし
職業;エンジニア

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