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水滸伝 11 天地の章

水滸伝 11 天地の章 北方謙三著;集英社文庫
水滸伝 11 (11) (集英社文庫 き 3-54)

8月22日読了。

今月もお楽しみの水滸伝発売です。いよいよ11巻まで来ました。
そして!なんとなんと、大変な事件が起こります!

もう、この巻は、読んでいる途中から、この巻の物語の流れ着く先に待っている事件が何となくわかってきて、そうすると読み進めるのが怖くなってきて、ページをめくりたくない!でも先が気になる!というジレンマでした。
読み進めるのが怖い、なんて初めてです。がホントにそういう感覚を持ちました。

僕はこのブログでもよく、登場人物の誰かに感情移入できたから面白かった、という言い方をしますが、この北方謙三の「水滸伝」に関しては、もはや感情移入を超えています。
登場人物に感情移入しているのではなく、既に自分が物語の中に居る。そして登場人物に対して、リアルな「自分の」感情を持っている。ように思います。コレはすごいことです。
だから一部の登場人物の死は、真剣に、身を切られるように悲しいし、楊令の成長にはいつも嬉しくて鼻の奥がツンとなる。嫌いなキャラクターにはリアルに嫌悪感を感じる。

ということで、この巻で成し遂げられてしまったある出来事には、本気で動揺し、呆然としてしまいました。嗚呼。

しかし次巻からはまた物語が新たな展開を見せるのだろうな。
早く続きが読みたい。。。
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精霊の守り人

精霊の守り人 上橋菜穂子著;新潮文庫
精霊の守り人 (新潮文庫 う 18-2)

8月19日読了。

この本も、「新潮文庫の100冊」に含まれていて、とある書店で、新潮文庫の100冊の中の売れ筋第1位になっていました。
別にベストセラーを読むのは好きじゃないし、むしろあまり読まないのですが、新潮文庫の100冊の中で1位になっているような本を読んでいないのは、微妙な悔しさを感じます。
まぁ、書店の作戦にまんまと乗せられているわけでありますが。
でも読んでよかった。

これはまた、本当に面白いです!
いわゆる異世界ファンタジー。最初は、その世界の成り立ちや言葉に慣れないので、なかなか物語に入り込めません。しかし一度入り込むと、これが抜群に面白くて、抜け出せません。

僕のイメージとして、このような異世界ファンタジーに読者を惹きつける手段の王道は、少年あるいは少女を主人公に据えて、その子の冒険を通じた成長を、物語の柱とすること。
この何年かに読んだ中では、宮部みゆきの「ブレイブ・ストーリー」がそういう物語で、これも抜群に面白かった。
ですが、本当にごく普通の、むしろ現実世界ではひ弱だった少年が、こんな大ピンチをこんな奇跡的な力を発揮して乗り切るわけないよなぁ、、、という非現実感が付いて回るものです。

それに対し、この物語は、30歳・独り身の女用心棒が主人公。
しかも超人的に強いわけでもなく、武術の腕は立つのだけど、ちょっとしたことで油断をしたり、判断ミスでみすみす危機に陥ったりして、周りに助けられたり。。。
自分は根っから戦いを求める闘鶏のようなものさ、などとうそぶきながら、若い呪術師のことが気になったり、恋も諦めきっていないようにみえる。
要は、なんだか、リアルなのです。

そして、異世界ファンタジーは、主人公にリアルさを感じて、少しでも感情移入できれば、自分もその世界の住人になるのに時間はかかりません。そうなることができた物語は、本当に読んでいて楽しい。
この「精霊の守り人」も、そういう楽しいファンタジーでした。

さて、この守り人シリーズはまだ延々と(10冊くらい?)続くのだそうです。とりあえず、次の「闇の守り人」は文庫化済みのようなので、そのうち読みます!

ミイラになった・・・

先週末から6日ほど、妻の田舎に行ってきました。
その間のプランタの灌水対策として、プランタの排水孔をガムテープで塞ぎ、たっぷりと、プランタから溢れるくらいに水をあげて、これで何とか持ってくれないかと祈って出発したのですが・・・
この間の猛暑は予想以上だった!連日35℃以上です。
一日くらい夕立が降ってくれるのじゃないかと淡い期待もあったのですが、、、一滴も雨は降らなかった模様。

で、6日ぶりに帰ってきてプランタを見てみると・・・
完っ全に干からびて、ミイラ状態になっていました(泣)
トマトだけは、残った実がほとんど真っ赤に熟していて、まだ青い実も干からびずに残っていた。しかし葉っぱは全て茶色く変色して枯れていました。

まぁ、この天気なら仕方ないと諦めもつきます。
キュウリもナスもミニトマトも、それなりにたくさん採れたし、今年の夏野菜作りは大成功だった!ということにしておこう。

と言いつつ、未練がましく「復活しないかなぁ」と思いながら、まだ朝な夕なに水をあげてみたりしています。

干し上がり&試食

読書中の本;「精霊の守り人」上橋菜穂子
読み終わらないうちに夏休み・里帰りに突入しそうです・・・

さて、土用干ししていた梅が干しあがりました。
3日3晩、暑すぎるくらい晴れていたので、いい具合にしわしわに干しあがっています。
IMGP2327.jpg

というわけで、保存容器に入れて寝かせましたが・・・
さらに何ヶ月も待てない!ということで1個だけ試食。
IMGP2328.jpg

中身もいい具合です。
そして、ものすごく酸っぱい!
自家製ならではの、突き抜けるような酸っぱさですね。売り物のようにまろやかではない!いや~嬉しいです。

土用干し&菜園

8月に入ってようやく梅雨も明けたので、我が家の梅干の「土用干し」をしました。

初めての梅干作りにもかかわらず、我が家の梅干たちはきわめて順調で、カビが生えることもなく、しっとりと良い感じに漬かっています。
ポイントは、漬ける前にしっかり梅の水分を拭き取ることと、容器を丁寧に除菌することのようです。

ということで、土用の丑も過ぎましたが今ごろになって土用干しです。梅雨明けが遅かったのだから仕方がない。
IMGP2316.jpg
数えてみたら81個ありました。すごい!と自己満足していたら、妻には「意外と少ないね。3ヶ月も持たない」と言われてしまった・・・

土用干しは3日3晩、外に出しておくのだそうです。何でも「夜露に濡れた方が柔らかくなる」などという伝説めいたことがあちこちに書かれていたけど、そんなもんですかね。
で、土用干しが終わったら保管容器に入れて、半年ほど寝かせるとおいしい梅干の出来上がり!・・・ってことはあと半年も待つのかぁ。

今週もベランダ菜園の収穫は順調でした。
娘も朝早くにパジャマのまま収穫して(させられて?)満足そうな眠そうな・・・
IMGP2313.jpg

雪沼とその周辺

雪沼とその周辺堀江敏幸著;新潮文庫
雪沼とその周辺 (新潮文庫 ほ 16-2)

8月3日読了。

「いつか王子駅で」を読んで以来、この作家のファンです。
今回は7月の文庫新刊で、連作の短編集です。
雪沼という土地の辺りで、つつましく誠実に生活する人々が淡々と描かれます。

読んでみて、やはり大好きでした。ホントに、素晴らしく佳い作品ですね!
決してドラマティックな展開ではないし、感涙にむせぶ話もありませんが、それでも惹きつけられて、小説の世界から抜けられません。
読んでいる間、自分も雪沼の住人になって、ひたむきに生きている人々を見守っているような気分になります。

日本語がとても心地よいです。使い方が本当に上手なんだろうな。
別に美しい流れるような文章ではないと思うんだけど、それなのに不思議と魅力的で、読んでいて気持ちのよい文章です。

また短編小説としても素晴らしい!
これを読むと、「短編小説は必ずしも閉じなくて良いんだ」と気付かされます。起承転結の「結」を敢えて描かない。でも読者に、ぷっつり終わっちゃったという気持ちを持たせない。僕の中でまだ話が続いているかのように感じさせる、余韻の残し方!上手いです。
海外の上質な短編集を読んだときのように、いい気持ちです。新潮クレストブックスに入っている、アリステア・マクラウド「灰色の輝ける贈り物」「冬の犬」とかのように。

僕は「イラクサの庭」と「送り火」が特に気に入りました。しみじみと心の琴線に触れる、佳作ですよ!
プロフィール

keiboor

Author:keiboor
茨城県つくば市在住の35歳・男
妻と5歳の娘、0歳の息子との4人暮らし
職業;エンジニア

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