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後巷説百物語

後巷説百物語 京極夏彦著;角川文庫
後巷説百物語

4月29日読了。

大好きな京極夏彦の、直木賞受賞作。
しかもシリーズ前作の「続巷説百物語」のラスト、僕は猛烈なインパクトを受け、しばし魂が抜かれてしまったかのように呆然としてしまったものでした。
なので、「続~」のあとに、「後~」が出版されたことは知っていたんだけど、もうあのとんでもない物語のあとを読みたいのか読みたくないのか、正直自分でもよくわからなかったんだけど、結局文庫になったら一も二もなく買ってしまいました。

ということで、期待半分と、前作ほどのインパクトがなかったら寂しいなという不安(?)半分で読んだのですが、やはり京極夏彦、心配ご無用に読ませます。
百介がすっかり好々爺になり、明治の「今」を生きる若者たちに、自分が又市やおぎんらと経験した(作り出した)出来事を語ります。
「世に不思議なし。世、凡て不思議なり。・・・」

僕は、最初の「赤えいの魚」が一番よかったです。
最後の「風の神」も、途中すごく面白くて良かったんだけど、ちょっとラストが。。。今ひとつしっくりこなかったです。

まぁ、僕にとっては前作の「続巷説百物語」が最高傑作で、この「後~」はエピローグ的なものだと思って、楽しめました。
直木賞受賞作だからといって、それがその著者あるいはそのシリーズの最高傑作とは限りませんね。

なんて言ってたら、「前巷説百物語」が出るんですね。
まだ続くとは。。。やっぱり、嬉しいですねぇ!
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菜園 4/28

4月1日にベビーキャロットとリーフレタスの種を植えてから4週間。
どちらもそれなりに順調に育っているような気がします。

リーフレタスの様子。
レタス0428

ベビーキャロットの様子。
キャロット0428

なんか、発芽率が悪いとか書いてあったので多めにタネをまいておいたのですが、どちらも成績がよくてぎっしり生えすぎです。
特にレタスの方は何だかわからないくらい茂っている。

ということで、間引きをしました。

全体の1/3くらいになるように、とか3~5cm間隔になるように、と書いてあり、かなり大胆に間引かなければならないようなのですが。。。

どうも僕は間引きという作業が苦手のようです。
ここまでがんばって芽を出して育ってきたのにな。。。という同情が先にたち、なかなか大胆に無表情に引き抜くことができないのです

とは言っても、このままだと育ちが悪くなるのは目に見えているので、何とか間引いてみました。結果。。。

リーフレタスの間引き後
レタス0428間引き語

ベビーキャロットの間引き後
キャロット0428間引き後

。。。レタスなんて、どこを間引いたの?って感じですね。
まぁ、また2週間後にレタスは間引きします。

なお、間引いた後、軽く土を耕して、残した株の根元に土寄せして、追肥をしました。完璧!

間引きした、レタスの若葉は、もちろんサラダにしておいしくいただきました。
思い切りの悪い間引きでも、こんなに収穫できたので!
レタス間引き

3歳の娘も、「うちの葉っぱだね~」と言いながら一応食べていたので、よかったよかった。

水滸伝 7 烈火の章

水滸伝 7 烈火の章 北方謙三著;集英社文庫
水滸伝 7 (7)

4月26日読了。

月に一度のお楽しみ、水滸伝が7巻目です。
何だか毎回同じことを書いているような気もするが、とにかくこの水滸伝は読んでて楽しい!至福の時間を過ごしています。
とにかく血沸き肉踊る。胸が熱くなる。ドキドキする。
エンターテインメント小説の王様です。

本巻は、何といっても最初の1/3ほど、宋江たちが窮状を打破して、同志に助けられて1万人の敵中から脱出するまで。息もつかせぬ展開です。
特に僕は陶宗旺の活躍が痛快だった!その特技はすごく地味なんだけど。。。こういうキャラにちゃんと光を当ててイキイキと描いているのがすごい。
登場人物みんなが、すでに読んでいる僕の中で生き始めているので、名前が覚えられないとか無いもんね。

そして初期からの同志も1人また1人と、死んでいく男もいます。
その死に際の鮮やかさ・潔さによって、その生き様が強烈に心を打って、胸が熱くなります。

さてさて、また次の巻まで1ヶ月。楽しみに待ちますか!

しゃばけ

しゃばけ 畠中恵著;新潮文庫
しゃばけ

4月22日読了。

「しゃばけ」という題名の語感に惹かれたのと、書店のポップでずいぶんお勧めされていたのと、もともと時代物も妖怪物も好きということで、読んでみました。

江戸時代の廻船問屋が舞台で、虚弱体質の若だんなが、家族同然の妖怪たちとともに事件解決に乗り出す、というあらすじ。

読んだ感想は、まぁそれなりに、話は面白いんだけど、、、
そんなに登場人物が(妖怪も含めて)魅力的という感じでもなく、感情移入できたわけでもなく、、、
僕にはあまり合わなかったかなという感じです。

同じ江戸の時代物だったら、宮部みゆきの作品群がすごく好きです。
初期の「幻色江戸ごよみ」とかから、最近では「ぼんくら」とか。
それに比べちゃうと、やっぱりちょっと弱いかなぁという印象でした。

この「しゃばけ」を初めとしてシリーズが続くみたいなんだけど、僕はこの1冊読んだから、とりあえずもういいかなと思います。

西の魔女が死んだ

西の魔女が死んだ 梨木香歩著;新潮文庫
西の魔女が死んだ

4月19日読了。

なかなか心に残りそうな佳作です。

主人公の女の子「まい」とおばあちゃんのやり取りが、時に厳しく、時にユーモラスで、いつも思いやりと愛情に溢れていて、何でもない会話なんだけど、時々目の奥がツンとなりました。

まいの感受性がみずみずしくて、眩しいです。
それに対して、おばあちゃんが愛情深く、いつも真剣に孫のめいに向き合って、めいの成長を促していきます。

めいの、「人は死んだらどうなるの」という問いかけに対するおばあちゃんの答えは、とてもよいです。

この本も、中学生の頃に読んだらまた感じ方も違ったし、より深く心に響くのだろうなぁ。残念。
でも大人になってから読んでも、僕はまいを娘のような気持ちで肩入れして読んでおり、大人なりに心に響きました。

あと、娘がもう少し大きくなって、「人は死んだらどうなるの」と聞いてきたら、ちゃんと娘に向き合って、一生懸命自分の考えをはなしてあげなきゃと思いました。

ウォーキングについて

ウォーキングというと大げさなのですが。。。
家から会社までの往復を歩くのと、お昼休みにごはん食べてから歩くので、合計で1日に1時間半近く、せっせとウォークしています。
この季節は特に、歩いても汗をかきすぎず、とても気持ちがよい。
これが夏になると汗だくになるし、冬は切ないくらい寒いし、、、決して良いときばかりではありませんが。

でもちょうど去年の桜の頃から歩き始めて、1年くらい曲がりなりにも続けてきたら、1年前より5kgくらい体重が落ちました。おぉー。
もっとも、ベルトの穴は1つずれたのだけど、顔がちっとも痩せないので、誰にも「痩せたね~」などと言われないのが淋しいところです。

歩いていると、特にこの時期は花がきれいで、でもほとんど名前を知らない。別に花のきれいさを単純に味わえばよいのかもしれないけど、やっぱり「どこそこの~という花がきれいに咲いているよ」と伝えたくなるのが人情で、そのためには花の名前を知りたくなります。
なので、ひとつひとつ野の草花の名前を覚えていこうと思って、そのドライビングフォースとしてブログを使うことにしました。

dodantsutsuji


ドウダンツツジ、というのだそうです。
家の近所の、てっきりツツジだとばかり思っていた生垣に、白い小さいのが咲いているなぁと思ってよく見たら、小さな釣り鐘型のかわいい形で、これは何て花だろう、と思っていたところでした。
で、調べたら、何のことはないやっぱりツツジの一種なのでした。
これがツツジ~???

いつか王子駅で

いつか王子駅で 堀江敏幸著;新潮文庫




4月16日読了。

とても、上質な本を読んだ気がします。
本の中の、ゆるゆるとした時の流れがすごく良いです。
文庫本の表紙の雰囲気と中身の雰囲気がすごくマッチしています。
こういう小説は久しぶりに読んだ気がして、すごく好きです。

話は特に劇的な展開やストーリーはなくて、東京下町に住む主人公がゆるゆると生きながら、色んなことをああでもないこうでもないと考えたり、周りの人たちと触れ合う様子が淡々と書かれています。

主人公が、部屋の黒電話が調子悪くなって修理が来るのを待ちながら、「待つこと」について思いをめぐらすところなんか、もうおかしくって。
それに、大家さんの娘の咲ちゃんとの掛け合いもほんわかしていて、いいなぁって思います。
競馬の話も面白い。テンポイントとか、見てみたくなりました。

ということで、東京の下町の情景に郷愁を覚える人や、1970年代に競馬が好きだった人(僕のお父さん世代かな)は、絶対この本、気に入ると思います。
そうでなくても、僕はどっちにも当てはまらないけどとても気に入ったので、ゆったりとした気持ちの良い読書の時間を過ごしたい人みんなにおすすめです。
ドキドキワクワクや感涙や意外性だけが読書の魅力じゃないってことを、再認識させてくれますよ。


バッテリーⅥ

バッテリーⅥ あさのあつこ著;角川文庫
バッテリー 6 (6)

4月14日読了。

いよいよ「バッテリー」の最終巻でした。
巧は、豪は、どういう境地に行き着くんだろう。
海音寺や門脇、瑞垣たちの思いは。。。そして巧と門脇の決着は。。。
眩しい少年たちの物語も、これで終わり。

思えば「バッテリー」は、1巻を読んだときは「そんなにいいかなぁ?」と思ったくらいだったのが、2巻から5巻までは一気読み。5巻を読み終わったころには、すっかり物語の世界に入り込んでいました。
ちょっと彼ら思索が深すぎるような気もするけど・・・
自分が中学生のときって、何を考えていたのかなぁ。こんなに深く真摯に一生懸命、自分のことや他人のことを考えていたっけ。。。
と懐かしく思い出させてくれたりします。

ということで、当時文庫は5巻までだったので、最終の6巻が文庫で出るのを座して待つこと1年(くらい?)ようやく読むことができました。

で、読み終わった第一声は、「えぇ~」と悲鳴にも近いものだった。
そうか。。。ここで終わっちゃうか。。。

でも、いずれにしても物語りはいつか終わるものなので、どうせ終わるならこの終わり方で良かったようにも思いました。
野球小説じゃないから。

しかし巧も豪も、他のみんなも成長したなぁ。
中学生の1年間て、劇的に(特に内面と言うか精神が)成長する時期だったかもしれないですね。自分を思い出しても。

中学生のときに読みたかったかも。。。
もちろん、今は今で読んでよかったと思いますけど。。

菜園について

菜園を始めてみました。
といっても、ベランダでプランターで野菜を育ててみようということです。
娘に収穫の喜びを味わわせてやろう!というと格好いいですが、どちらかというと自分がやってみたかっただけです。

実は昨年もチャレンジしたのですが(トマトとピーマンを植えた)、適当にやっていたのと、マンションの外壁の塗装が始まってベランダを閉鎖されたのとで、あっさりと敗退しました。

で、今年こそ!というわけです。
今年はマンションの外壁塗装もないし、適当にやるのもやめて得意のマニュアルを買ってきました。





これは、「プランターで野菜を作る方法」を懇切丁寧に、指導してくれています。コレなら間違いない!

というわけで、4月1日に、ベビーキャロットとリーフレタスの種を植えました。

一週間ほどで、発芽率が低いと言われるベビーキャロットも無事に発芽して、いい感じです。

↓ 4月12日現在の様子。

ベビーキャロット

ベビーキャロットです。

リーフレタス0412

リーフレタスです。

まだちっちゃいけど。。。収穫が楽しみ。

もう少し育ったら、間引きをしようと思います。

アヒルと鴨のコインロッカー

アヒルと鴨のコインロッカー 伊坂幸太郎著;創元推理文庫
アヒルと鴨のコインロッカー

4月12日読了。

1日で読み終わってしまった。。。
なんせ今日は片道2時間半の日帰り出張だったので、計5時間くらい本を読む時間が稼げたのです。出張すばらしい!

で、「重力ピエロ」に続いて僕にとって2冊目の伊坂幸太郎を読みました!
これはもう、ホントに掛け値なしに、面白かった!(月並みな表現ですが)
伊坂幸太郎はスゴイ作家かも。と、今さらに思いました。

なんせ登場人物が、それぞれ素晴らしいです。
僕は、河崎と琴美とドルジが、3人ともに、とても好きになりました。
特に琴美が好きだったんだけど。。。
あ~・・・救いがない結末。だけど希望が残る結末。
各々読んで、この切なさと余韻を味わって欲しいです。

この小説の本題とは違うかもしれないんだけど、
この言葉がすごく好きになりました。

「世の中の動物や人間が幸せになればいいと思うのは当然だろ。
 生まれ変わりの長い人生の中で、たまたま出会ったんだ。
 少しの間くらいは仲良くやろうじゃないか」

・・・自分のまわりのすべてのものを愛したいと思いました。

ドルジ、最高です。ブータンって、ホントいい国なんだろうな。
一度行ってみたくなりました。

家守綺譚

家守綺譚 梨木香歩著;新潮文庫
家守綺譚

4月11日読了。

久しぶりに本を読み終わった。
3月末から4月前半にかけて、仕事が忙しかったり、妻の実家に行ったりしていて、なかなか本を読む時間がとれませんでした。
ということで久々の更新です。

この本は、以前にも書いたけどyomyomのvol.1で続編を読んで、「こりゃいい」と思って早速買ってきた本でした。買ってきたはいいけど、待機本や優先本がたくさんありすぎて、ようやく今になって読むに至ったということです。

で、読んでみて、、、しみじみと良かったです。
ゆったりとした気分で、少しずつ読むにふさわしい。
主人公の綿貫が、自然や小鬼や狸や何やかやと、飄々とふれあいます。
すごく居心地の良い読書でした。

この本を読むと、自分の中の、「和」というか日本的な精神みたいなものを求める気持ちが共感して、それで良いなと感じるのでしょう。
古来日本の、万物には魂が宿るという考えか、八百万の神という精神と言うか、、、うまく言えませんが。
その「和」なるものは、各編の題名だけで刺激されてしまいます。
「サルスベリ」、「都わすれ」、「白木蓮」、「木槿」、などなど
全部、花の名前が題名です。
ほら読みたくなりませんか?

この主人公をとても好きになったので続編に期待したいと思います。

また桜の関連 ~過去本その4

週末の暖かさのせいか、今日はすでに桜が満開でした。
僕の通勤路ももちろん満開。深夜、満開の桜の下を歩いて帰ってくるのは、本当に恐ろしくも美しい。暗い中に桜の花がぼぅっと浮かび上がっているようで、見ている自分もぼぅっとしてしまいます。
「あやしふこそものぐるほしけれ」って感じです。

ということで、桜が印象的だった本。

絡新婦の理 京極夏彦著;講談社文庫
文庫版 絡新婦の理

おどろおどろしい表紙をめくって読み始めると一転、世にも美しい桜のシーンから始まります。情景が目に見えるよう。
そして京極堂の語りが、そのプロローグでは何のことやらわからなかったのが、ラストシーンで「おぉ!」とつながります。
この本は、とにかく桜のシーンが印象に残っているのもあるけど、中身も読み応えもバッチリで、京極堂シリーズの中で僕のイチオシです。

もうひとつ。

陰陽師 飛天ノ巻 夢枕獏著;文春文庫
陰陽師―飛天ノ巻

この中の、「鬼小町」というお話です。
この夢枕獏の陰陽師シリーズは、安倍晴明と源博雅が、庭を見ながら移ろい行く季節を見ながらほとほとと酒を飲みつつ語る雰囲気が、ものすごく好きで、全部読んでいます。
で、この「鬼小町」はやはり桜が印象的です。
ラストが、人の業の深さと愛憎の深さと救いのなさを感じさせて切ないのですが、そこに描かれる桜が、とてつもない雰囲気を演出して、もう圧倒されること間違いないです。


以上、今日はどっちも「妖し」の世界のお話でした。
やはり桜の影響か。。。
でもどちらも大おすすめです。

水滸伝 6 風塵の章

水滸伝 6 風塵の章 北方謙三著;集英社文庫
水滸伝 6 (6)

3月31日読了。

月に一度の、そして最大の楽しみである、北方水滸伝は6巻です。
前巻での、同志の痛切な死を乗り越え、梁山泊は前に進もうとします。
そして、官軍の将軍を同志に引き込むべく動き始めます。

やはり面白い!熱くなります。
この巻ではあまり大きな戦や壮絶な事件はないんだけど、それでも非常に読ませます。
そして、もうひとつ、この物語の良いところは、豪傑や頭領や軍師だけじゃなく、適材適所に配置されたそれぞれの人々もおろそかにされず、その人生や志や物語が語られます。
例えば医者や薬師や大工、刀鍛治から、文書偽造や印鑑偽造を担当する人も梁山泊にはいて、そんな地味な人たちが本当にイキイキと描かれています。
そのおかげでリアリティは増し、物語が面白くまた深みをますのでしょう。

そして、、、また続きが気になって仕方がない終わり方をしています。
7巻もまた楽しみです。
全19巻なので、あと13巻も残っていると思うと・・・幸せだ!
プロフィール

keiboor

Author:keiboor
茨城県つくば市在住の35歳・男
妻と5歳の娘、0歳の息子との4人暮らし
職業;エンジニア

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